※本サイトにはプロモーションが含まれています

Could you〜?と Can you〜?と Would you〜?の違い

Could you〜?と Can you〜?の違い。

Could you〜?と Would you〜?の違い。

分かりますか?

「受験で覚えた」という人の中には、微妙に違った認識をされている人もいるかもしれません。

Could you〜?と Can you〜?の違い

「丁寧か否か」じゃないの?

「~していただけないでしょうか?」を丁寧に言う場合は「Could you please 〜?」…こう教わった人は多いでしょう。

確かにその通りではありますが、今回は、より本質的な違いに着目してみることにします。

「Could」に含まれる意味内容に着目

「Could you〜?」と 「Can you〜?」の本質的な違いとは何なのか?

ご存じの通り、「could」は「can」の過去形です。他の英単語の過去形と同じように、「could」には、仮定 (tentativeness)、遠まわし (indirectness)、敬意 (deference)、さらには、押し付けようとする (a wish to impose) といった意味があります。

まず、「Could」が丁寧なのはこの「敬意」(deference) の意味があるからです。

そして、もっとも本質的な違いとして、「Could you〜?」は仮定 (tentativeness)の意味~「できる可能性はあるのか(…可能かどうか定かではない…)」~の問題であるのに対し、「Can you〜?」は仮定の意味が薄く、単純に伺いを立てる~「できるか(…特別な理由がなければ「No」は想定できない…)」~の問題という点が挙げられます(これがほとんどです)。

具体例

以下の2つの和文の英訳について考えてみてください。

1)「このコンピューターの使い方を教えていただけないでしょうか?」

“Can you please tell me how to use this computer?"

“Could you please tell me how to use this computer?"

2)「これをコピーしていただけないでしょうか?」

“Can you please copy this for me?"

“Could you please copy this for me?"

1)は、コンピュータの使い方を教えることが可能か(可能かどうか定かでない)と聞いているのに対し、

2)は、コピーをしてもらうことを「お願いね(「No」ってことはないよね?)」くらいの意味で聞いていることになりましょう。


Could you〜?と Would you〜?の違い

ついでなので、「Could you〜?」と「Would you〜?」の違いについてもみていきましょう。

この二つの違い、「なんとなくわかる」という人は少なからずいると思います。

ですが、せっかくなので、この機会に完璧に理解しておきましょう。

「Could you」= 相手が(能力的に、時間的に、場所的に、等々)できるかどうか(可能かどうか)を聞くとき。

Could you carry these boxes for me?

「Would you」= 相手が、能力云々に関わらずできるかどうか(してもいいかどうか)を聞くとき。

Would you lend me your computer tomorrow?

実際には、「この場面は Could you で」「その場面は Would you で」と明確に区別できるとは限らないので、どちらがよりふさわしいか、場面ごとに直感的に判断することになるでしょう。

先ほどと違い、「Could you」と「Would you」の場合、丁寧さの度合いは関係ありません。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

文法

Posted by Ken