英検準1級の勉強法~単語編 おすすめ単語集と正しい取り組み方
よく、英検準1級は、「2級までとは別世界」なんて言われますよね。
そう感じる理由のひとつに、試験に出題された「単語の意味が分からない」というのがあるかもしれません。
語学の試験ですから、意味の分からない単語が一定以上になると、思考停止状態に陥りかねません。これはどの級にもいえることですが…
語彙力アップはどうしても必要
まず、単語をしっかり覚えていれば、単語の部分だけでなく、長文読解やリスニング、ライティングにも充分役に立ちます。
英語圏の国では、自分の vocabulary skill(語彙力)で教養が判断されるケースも少なくはありません。日本人でも、あらゆる日本語の言葉を知っている人を見ると、「おー!」ってなりませんか?
語学力と教養を高めるためには、やはり語彙力(単語力)アップの努力はどうしても必要になってくるでしょう。
正しい取り組み方
では、はじめのうちは、「単語覚え」に没頭するのがよいのでしょうか?
ただそれだけでは…
語彙力アップというのは、スポーツでいえば筋力アップみたいなもので、単語覚え(筋トレ)だけやっていれば語彙力(筋力)がアップするというものではありません。
単語帳を反復しながら進む、単語を書いて意味を書く、例文を参考にして自分で文を書く、など「筋トレ的なやり方」は色々ありますが…
英語を生活の中に
ネイティブの人(または英語上級者)はどのようにして語彙力をアップしているかというと、たくさん「読んでいる」のです。
このことを忘れてはいけません。
実際に、イギリスやアメリカなどの英語圏では、中学生、早いところでは小学生の頃から、Book Report といって、本を読ませてそれに対する自分の意見や考えを書かされることがたくさんあります。
高校や大学に進学するにつれ、読まされる本や論文の量も増え、それと同時に作文力も必然的に上がるのです。読書量と作文力は比例しています。多様な語彙を知らなければ良いものは書けません。
よって、読めば読むほど単語力も上がっていくのです。
初めのうちは、自分の興味のある本や、読売新聞の The Japan News をお勧めします。TIMEやThe Economistよりは読みやすいと思います。
調べる手間を惜しまずに
知らない単語が出たら意味を調べます。次にその単語が出た時に忘れていたら、また調べます。3回目に出た時にはもう覚えているでしょう。実は良い反復練習でもあるのです。
ついでに読むスピードも速くなり、様々な表現も覚えられるため、英検の勉強法の一つに是非お勧めしたいものです。
とは言っても…
とは言うものの、「英検準1級に効率よく合格する」ことを考える時、英検準1級対策に特化した単語・熟語というものを知っていないと不安になる人は結構多いでしょう。
そこで、不安な人は、一日のうち「単語の時間」を作っておき、「一日これだけ単語集に触れたらその日はおしまい」と、筋トレ的な取り組みをするのがよいでしょう。
おすすめ単語集は?
英検準1級の単語集の定番といえば、
・キクタン(キクタン英検準1級 [ 一杉武史 ])
・パス単(でる順パス単英検準1級 [ 旺文社 ])
・出る順単熟語(出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX [ ジャパンタイムズ ])
といったものが挙げられるでしょう。
これらは基本どれもおすすめですが、これらのうち、とりあえずは1つだけ選んでそれを何度も回す(最初から最後までサッサと読み進める… を何度も繰り返す)ようにしてはいかがでしょうか?
スポンサードリンク
いっしょに読まれています