間違い英語~お店で「CLOSE」と書かれた看板

2017年9月25日

街でよく見かける「CLOSE」と書かれたお店やレストランなどの看板。

今日もまた見ました…

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変なものは変

最初は「何これ?!」と笑って見過ごしていましたが、あまりにも見る回数が多いので、間違っていることに気づいていない人が多いんだなと思いました。逆に、正しく書いてあるお店へは好感が持てます。

おかしいものはおかしいし、間違っているものは間違っている。

たとえば、外国へ行って、評判の良い和食レストランに「いらっしゃいませ」ではなく、「いらしゃいませ」という看板を見たらすぐに直したくなりますよね?

そのお店に対するイメージが悪くなる場合もすくなくはないでしょう。

「CLOSE」の間違い英語度

では、この「CLOSE」という看板英語がどのくらい間違っているのか。

それは次のような場面を想像すればお分かりでしょう。

× × ×

海外旅行した時のこと。

先ほどの例と少し似ていますが、日本人向けのオシャレなレストランがあるとしましょう。

そこの料理は評判がよく、日本人の間でもよく知られていて、ガイドブックなどにもよく載っているような人気のお店です。

前々からその店に行くことは楽しみにしていて、胸を躍らせながら、そのレストランに行ってみたところ、どうも様子がおかしい…

活気がないと言うか、人がいる気配すらしない。

「もしかしたら、今日は定休日だったんじゃないのか?」と思い、何となくそんな気がしながらも、一応それを自分の目で確認するまではあきらめきれない… とソロリ、ソロリとレストランの入り口に近づいて行ってみたら…

・そこで見たものは…!

chikai

の看板。

× × ×

ここで「近い」という日本語を見たら、「え?」ってなりますよね?そう、この「CLOSE」は、「閉まっている」ではなく、「近い」という意味になります。

本来はどう書かれるべきか?

「休業」とか「閉店」を1語(形容詞)で表現するなら:

closed

が正解になります。

「CLOSE」がどうしても正解にならない理由

それでも「閉じる」系の単語「CLOSE」もありじゃないか?

と「CLOSE」を擁護する人もいるかもしれませんが…

動詞か形容詞か?

<お店が「開いている」「閉まっている」を表すのは動詞?形容詞?>

まずここから。

お店が「開いている」「閉まっている」を表すのは形容詞になります。その「状態」を表していますからね…

※逆に、「店を開ける」「店を閉じる」の場面だったら動詞を使うことになります。

CLOSE(動詞)の形容詞形は?

では…

<OPEN(動詞・開ける)の形容詞形は何でしょう?>

<CLOSE(動詞・閉じる)の形容詞形は何でしょう?>

まず、open(動詞)の形容詞形はopenになります。

Openという単語は、動詞として用いる場合も形容詞として用いる場合もopenなんです。一方、close(動詞)の形容詞形は「closed」になります。

看板「OPEN」の元の文章は?

日本語の「営業中」という看板の元の文章は、「当店は営業中です」等ですよね。

英語の看板も同じように、主語と動詞(be動詞)が省略されています。

では、看板「OPEN」の元の文章は何でしょう?

看板「OPEN」の元の文章は、”We are open.” になります。

「当店は閉店中です」は?

では「当店は閉店中です」を英語の文にするとどうなるでしょう?

もうお分かりですね? ”We are closed.” になります。

この典型的なS-V-C (Subject-Verb-Compliment) 構文は、S(主語)= C(補語)という関係が成立しないといけません。

余談ですが、S-V-C構文の「C」は、名詞の場合と、形容詞の場合があります。今回は形容詞が補語として使われています。ちなみに、「C」が名詞の場合、「He is a student.」などの文ができますね。

よって、本当はお店にかけてほしい看板の英語は「OPEN」と「CLOSED」なのです!

いかがでしたか?これを今日お読みになった皆さんも、これからは街の中で「CLOSE」と書かれた看板がないか少し意識してみてください。(笑)

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