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「外国人が多くてご迷惑おかけしています」の電車内アナウンス

2018年4月16日

2016年10月10日、外国人が多く乗車している南海電鉄の車掌が、乗客(日本人)の苦情を受けた直後に、

「外国人が多く乗車していてご不便おかけしています」

などと車内アナウンス。

これが外国人乗客を差別した表現にあたるとして、ネットで炎上。

テレビのニュース番組でも取り上げられましたね。

どんな状況だったのか?

日本を訪れている外国人が集団で電車に乗車したような場合、例えば、大きな荷物で電車内のスペースを埋めてしまうようなことはあるかもしれませんね。

また、およそ人というのは、老若男女、古今東西を問わず、大勢の仲間と行動を共にしている時、声が大きくなりやすいものでもあります。

それ以外の可能性も含め、外国人がたくさん乗車していた場合に、「いつもと違う状況」が生じていてもおかしくはなかったかもしれませんね。

車掌は何て言うべきだった?

ただ、だからといって… という気はしますよね。

乗客(日本人)から車掌の方へクレームがあって、それでこういうアナウンスをしてしまったとのこと。

クレームがなければ、こういうアナウンスもなかったのでしょう。

では、車掌は何て言うべきだったのか?

それはちょっと難しいですが、「何も言わなければ良かった」んじゃないか? っていう気がしますけどね。

言ってしまった後の車掌の気持ち

車掌を責めるのは簡単ですが、もしも自分がこの車掌さんと同じような立場に立った時、無難にふるまうことができるかどうかは分からないもの。

ここでは、言ってしまった後の車掌さんの気持ちに立ってみましょうか。

差別の意図はなかった。ちょっとパニックに陥っていたので…

といったところではないでしょうか。

では、この気持ちを、英語で表現したらどうなるでしょう?

※「差別の意図がある」は「trying to be discriminative」で。

※「ちょっとパニックに陥っていたので…」は直訳しないで、「これは故意ではなくて、過失だったんだ」というニュアンスをこめて。

ネイティブ英語はこんな感じ

I was not trying to be discriminative, it was an honest mistake.

正解は一つではないです。

「自分の気持ちを相手に伝え、相手の気持ちを理解する」ことが大切なことです。

「もし自分が車掌だったら…」という気持ちになることはできましたか?

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Posted by Ken