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英検、TOEIC、TOEFL、一番エライのは?

2018年4月16日

英検、TOEIC、TOEFL。

これまでは、「英語に対してやる気がある人」だけが関心を持っていればよかったようですが、もう時代は違います。

英検、TOEFLは、高校入試や大学入試にも導入される流れになっていますよね…(都立高校入試にもスピーキング導入)。僕も日本の高校と大学の入試のためにこれら全部受けました。

また、TOEICは、一部の企業で「○○○点以上が採用の条件」だったりするようですが、今後、そういう企業が増えていくことはあっても、減っていくことは多分ないでしょう。

英検 vs. TOEIC vs. TOEFL

「どれが一番エライか?」で言うなら…

正式名称は?

英検

英検の正式名称は「実用英語技能検定」。

TOEIC

TOEICの正式名称は「Test of English for International Communication」。「国際コミュニケーション英語能力テスト」と訳されます。

TOEFL

TOEFLの正式名称は「Test of English as a Foreign Language」。直訳すれば「外国語としての英語のテスト」となりましょうか。

一番エライのは?

英検 vs. TOEIC vs. TOEFLを正式名称から見る限りは、「実用」vs.「国際コミュニケーション」vs.「外国語としての英語…」となりそうで、それぞれが「オンリーワン」で「ナンバーワン」は決められないような気がします。

歴史

第1回テストが行われたのは、

英検は1963年、TOEICは1979年、TOEFLは1964年。

というわけで、この点は英検が1番エライってことになりましょうか。

実施団体

英検

公益財団法人日本英語検定協会。

TOEIC

ETS(Educational Testing Service)

※日本におけるTOEIC L&Rの実施・運営は、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会。

TOEFL

ETS(Educational Testing Service)

一番エライのは?

ETSというのは、アメリカにある世界最大の非営利テスト開発機関。

TOEICテストもTOEFLテストも、このETSが開発・制作しています。

どちらがエライとかエラくないとはないのですが、英語を母語としているアメリカの顔を立てて、実施団体においては、「TOEIC、TOEFLのほうが英検よりエライ」ってことにしておきましょうか…

受験者数

英検

2015年度実施分で、320万人強が受験しているとのこと。

TOEIC

2014年度の統計では、世界150ヵ国で年間約700万人、日本では年間240万人が受験しているとのこと。

よく、「TOEICを受験しているのは日本人と韓国人だけ」なんて話を聞きますが、実際にはそういうことでもないようですね。そのイメージすごくわかりますが。(笑)

TOEFL

「世界約72万人・国内約8万人」という数字をよく見ます。

一番エライのは?

単純に数字だけを比較すれば、TOEFLは、アメリカをはじめとする英語圏に留学しようという人が提出書類のために受験するというケースが主なのと、受験料も225ドルと高く、試験時間が3時間前後かかるのも理由の一つかもしれません。

そして、英検 vs. TOEICですが、日本国内の受験者数で見ると、英検の受験者数がTOEIC受験者数を上回っています。英検は5級から1級まであって幅広い年代の人が受けられますからね。1級の会場に小学生がたまにいたりしますが…

TOEIC(一般的なL&R)は、スピーキング、ライティングが苦手な日本人でも受験しやすいことが売りなはずですが、それでも英検の方が受験者数が多いということですね。

やはり、英検は3級以上からは4技能すべてを必要とし、総合的に英語力をはかることができるので試験として「一番エライ」と考えている人が多いのでしょうかね。

というわけで、受験者数の点では、「英検が一番エライ」ということになりましょう。

試験の内容

英検

リーティング、リスニング、ライティング(英作文)、スピーキング。

※ただし、準2級までは、英作文はなし。スピーキングも3級から。

TOEIC

リーティング、リスニング。

※「TOEIC」とだけ言った場合に指す「TOEIC L&R」の場合。(実際英作文は書きませんが…)

※「TOEIC S&W」も含めれば、スピーキングもライティングもカバー。

TOEFL

リーティング、リスニング、ライティング(英作文)、スピーキング。個人的には英検準1級から1級以上までのレベルだと思います。

しかし、結果は「合格」、「不合格」ではなく、スコアで出るので、自分が今どの程度できているのかが目安としてわかります。

※iBTはすべてパソコンでやるので読みにくかったり、打ちにくかったり、不便な点もいくつかありますが…

一番エライのは?

少し前までは、TOEICは、L&R(リスニング、リーディング)しかありませんでしたが、S&W(スピーキング、ライティング)系のものも別建てで行われるようになったので、英検、TOEIC、TOEFLの試験内容の点での根本的な違いはなくなったといえましょう。受験料は別にかかりますが。

TOEFLは体力勝負でもありますし、レベルが高い試験なので受けようと思う人は少ないかもしれませんが、チャレンジする価値はあると思います。

※ちなみに高校1年生の時に英検1級に合格した同級生が、高校2年生の時にTOEICのスピーキングで満点を取りました!

英検、TOEIC、TOEFL、それぞれに傾向やクセといったものはありますが、「だからどっちがエライ」というレベルのものではないでしょう。目的によっても違いますしね。

結論

以上から、英検、TOEIC、TOEFLの間で、どれが1番エライというものはないといえそうですが、それだと面白くないので、「1番エライ」認定が多かった英検が「1番エライ」ってことにしちゃいます!(笑)

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Posted by Ken