翻訳アプリの精度&正しい英訳を引き出す和文とは?

2020年5月29日

グーグル翻訳をはじめとした翻訳アプリ(自動翻訳機)。

特に、英訳(日本語→英語)の精度が気になるところ。

日本語は英語との互換性が低く、そのことが、AIによる翻訳の精度にも影響していそう…。

それでも、「何が何だか分からない」よりは、「多少変でもいいから、およその意味が通じるなら…」との思いで、翻訳アプリを利用している人(および利用を考えている人)は少なくないはず。

そこで、

①現状、翻訳アプリの精度はどのくらいなのか?

②正しい英語(そうでなくても、最低限、意味が通じる英語)を引き出すためには、どんな和文を翻訳アプリに投げかけたらいいのか?

について、考察&検証してみることにしました。

翻訳アプリの精度

2020年4月時点。

やはり、日本語と英語は「水と油」。

特に何も意識せず、フツーに使ってる日本語をそのまま翻訳アプリに投げただけでは、安定して正しい英訳が返ってくるというわけにはいかないようだ。

それでも、以前よりは「意味不明な英訳」が少なくなってきたのは確か。

反面、定冠詞や複数形、be動詞が抜けるなど「流暢さ」に関する部分では、「相変わらず」といったところか。

定冠詞が抜けている例

複数形になっていない例

be動詞が抜けている例

正しい英訳を引き出す和文

2020年時点では、まだまだ完成度が高いとは言えない日本語-英語間の翻訳アプリ。

それでも「使い物にならない」というほど酷くはなく、「何とかとハサミは使いよう」くらいのレベルには来ている。

どんな和文を使ったら、翻訳アプリは「切れるハサミ」になるか?

短い文章がいい?

よく言われる、日本語と英語の語順の違い。

長い文章になればなるほど、SVOCが複雑に絡み合い、ワケの分からない文章になるんじゃないか?

(実際、海外のウェブサイトに載っている長い英文を翻訳アプリにかけると、意味不明な和訳が出てくることが多い)

ならば、文章はなるべく短く区切った上で翻訳アプリに訳させた方が精度は上がるんじゃないか?

そう考える人は少なくないはず。

この点、2020年4月時点では、文章の長短よりも、文章の「日本語としての」正確性の方が大事という印象。

ここでいう「正確性」とは、概ね「文法的に正確」という意味で、「意味は分かるけど、文法的にはちょっとおかしい」日本語だったりすると、そのおかしさが修正されることなく、おかしいままに英語に訳されて出てくることが多い。そしてこの場合、得てして「意味不明」な英文になりがち。

主語が2つに見える文章は避ける

例えば、「フランス・パリの自動販売機は、商品が引っかかって出てこなかったりします。」のような文章。

「フランス・パリの自動販売機は」と「商品が」のように、主語が2つに見える和文は、AIを混乱させるようで、おかしな英文を導き出してしまう(参照記事)。

翻訳アプリの英訳で、意味不明な回答が出てくる多くがこのパターン。

「~は」とか「~が」を1文の中に複数登場させることは極力避ける工夫をする。

※この例なら、「フランス・パリの自動販売機の場合…」等とする。

翻訳アプリの限界?

逆に、文法的に正しい日本語を読み込ませた場合、「文法的には間違ってないけど不自然」な英訳が出てくることはよくある。

※参考:「日本の自動販売機は、季節によって、売っている飲み物を冷やしたり温めたりします。」の英訳

ただこれは、文章の長短に関係なく起こりうる現象なので、現時点での翻訳アプリの限界なのかもしれない。

※参考:「隠れ○○」の英訳~翻訳アプリの限界?

単語を丁寧に

より正確な英訳を引き出すためには、単語を丁寧に表現する必要もあるかもしれない。

例えば、「天気」と「天気予報」は同義ではないけれど、天気予報のことを意味するなら、「天気」と端折らずに、「天気予報」で翻訳ソフトにかける。そうすれば、「weather」ではなく「weather forecast」が出てきて、意味が通じやすい英訳になる。

「天気予報やニュースまで表示する自動販売機」の英訳

やっぱり英語の勉強も大事

いくらAIが進歩しても、やはり限界はあるもの。

「すべてAIにお任せ」というわけにはいかず、結局のところ、「日々の英語学習は必要という」結論は当分変わりそうにない。

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